こんにちは。

東京オリンピック会議室室長です。

 

 

この記事タイトルからGAPってあのカジュアル服

のお店と思われた方がいらっしゃるかもしれま

せんが、違います。

 

 

今回のGAPは「農業生産工程管理」という意味

のGAPです。「グッド・アグリカルチュラル・

プラクティス」といいますが、一言で言うと、

良い環境で農作物を育てているかチェックしま

すよーという制度です。

 

 

この制度はヨーロッパの普及率が高くなってい

ます。背景としては、アフリカ等から農作物を

輸入しているので、生産者の顔が見えず安全性

に不安があったので、第三者機関になるGAPに

確認してもらうようになったようです。

 

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GAPが東京オリンピックで話題になっている理由

 

 

 

日本でも農作物を海外に輸出する場合がある

のでGAPの取得は進めていく方針ではあります

が、東京オリンピック開催が決まってからは

特にGAP取得の意見が強くなってきました。

 

 

その理由は、東京オリンピックで利用する農

産物の要件に国産の農産物を優先的に利用し、

GAP認証を要件にしたからです。2012年の

ロンドンオリンピックでは国際認証のグローバ

ルGAP認証が基準になったことは有名ですが、

2020年の東京オリンピックでも食の安全

の確保は重要視されているようです。

 

 

GAPの概要

 

 

GAPがどのような制度なのか簡単にご説明しま

すと、主な目的は以下の3つです。

 

 

・働く人の安全

・安全な農作物の供給

・環境の保全

 

 

これら3つのルールを守っているかをチェック

されます。具体的な例で言うと、「出荷すると

きや収穫時に飲食しながら、喫煙しながら実施

していないか」、「倉庫のカギは閉めているか」

、「作業時に使用した機械はきれいに管理され

ているか」等、200項目が項目としてありま

すが、けっこう常識的な項目が多いので、そこ

まで難しい壁ではないようです。

 

 

日本の場合はJGAPという制度があり農薬や

衛生管理が重要視されています。

 

 

東京オリンピックでGAP認証のメリット

 

 

 

 

東京オリンピックでGAP認証をした場合の

メリットは以下です。

 

 

1.農業全体の安全、衛生面のクォリティ向上

2.安全な農作物を国民が摂取できる

3.国外に農作物を輸出するときに有利になる

 

 

1点目は、当たり前ですがGAP認証を各農業従

事者に依頼することで、各々の安全、衛生に関

するクォリティは高くなります。

 

 

このメリットは2点目にもつながりますが、

安全、衛生レベルの高い農作物が市場に出回

ることで我々は安全な農作物を食材として

利用できます。

 

 

そして最終的には3点目になりますが、国外に

農作物を輸出する場合にGAP認証が一種のブラ

ンド化するので、輸出競争で有利に働くことは

間違いないでしょう。

 

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東京オリンピックでGAP認証のデメリット(課題)

 

 

 

 

GAP認証取得はメリットももちろんありますが、

デメリットとというか課題もあります。それ

はGAP認証を取得できる農家が必要数に対して

圧倒的に少ないということです。

 

 

2017年1月時点で、国内でGAP認証を取得

している農家は野菜、コメ、麦を生産している

農家全体の2%しかいないそうです。

 

 

つまり、要件としては決まったが、実際に東京

オリンピックまでにGAP認証を取得した農家の

みで農作物を供給することが難しいという

課題が残っています。

 

 

こんな状態にもかかわらず、農家としてもGAP

認証の認知度が低く、GAP取得に多額の費用が

かかる、グローバルGAPの内容が英語なので

理解が難しいといった状態になっています。

 

 

以上がGAPが東京オリンピックに及ぼす影響

についてでした。

 

 

個人的には、国産であれば、GAP認証まで必要

なのかな?という気持ちはありますが、将来を

考えるとこのタイミングで取得しておくことで

海外との競争に有利になるから、取得が可能な

農家さんは頑張って取得してほしいというのが

私の感想でした。

 

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東京オリンピックにはこんな懸念や課題も

あります。

 

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